惚れた女くらい、奪い取ってきやがれ。男だろ──『交響詩篇エウレカセブン』はヒューマンドラマである。ロボットというテーマを使ってはいるが、1人1人のキャラが画面の中で生きており成長していくのだ。

10年前の放送当時は、レントン少年の目線で見ていたが、今見ると大人だと思ってたホランドの気持ちが分かる。そういうアニメ。そんな『エウレカセブン』劇場版3部作が公開されることは以前の記事でお伝えしたが、第2弾の特報が意味不明すぎてファンから困惑の声があがっている

・12年越しの劇場版3部作

テレビ放送から12年が経ち、新たに動き出した今回の劇場版『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』。テレビ版をベースにレントンとヒロインの少女・エウレカの物語を再構築した3部作であるという。

第1弾『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』は、2017年9月に公開。かなりの割合でテレビ版のシーンを下敷きにしながら “すべての始まり” となった事件「ファースト・サマー・オブ・ラブ」の新規カットなども盛り込まれた内容だった。

・第2弾特報が公開

2018年7月19日、そんな本作第2弾の特報が公開され話題になっている。タイトルは『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』。どうやら、エウレカと対になるヒロイン・アネモネが主役の話のようである。これに対し、ネットでは以下のような声があがっていた。

「アネモネにスポット当たるの最高やん」
「アネモネ楽しみだなぁー!」
「アネモネ主役らしいので、どうであれ観に行きますね」
「これは見に行くしかないな」

──その人気が垣間見える。また、重要なキャラだが、今まで中心に描かれることがなかったキャラのため、どんな話になるのか私(中澤)もファンの1人として興味深いところだ。そこで、あらすじを見てみたところ……

「まだ幼かったあの日。父はアネモネを残して戦いに赴き、そして帰ってこなかった。アネモネの小さな胸に深く残る後悔。彼女の心を支えたのは、ぬいぐるみのガリバーとAIコンシェルジュ・ドミニキッズ。

7年が経過し、アネモネは父が散った戦場――東京にいた。アネモネは実験部隊アシッドが実行する作戦の要として、人類の敵「7番目のエウレカ=エウレカセブン」と戦わなくてはならないのだ。

エウレカセブンにより追い詰められた人類は、もはやアネモネに希望を託すしかなかった。そしてアネモネは、エウレカセブンの内部へとダイブする――。」

──待て待て。一体何を言ってるんだ君は。「東京にいた」ってシレッと舞台自体が変わってもうてるやないか。グレートウォール突破しすぎィィィイイイ!

しかも「7番目のエウレカ」って何だ。繰り返すがテレビ版ではエウレカは少女である。ネットでもファンから以下のような声が。

・ファン困惑

「7番目のエウレカってなに?」
「東京…? 7番目のエウレカ…?? 大型ニルヴァーシュ …???」
「え? あれ、私の知ってるエウレカじゃない」
「新作エウレカの舞台が東京って世界観ゴリゴリに変わるの、、、??」
「ん? どういうこと? 7番目のエウレカ??」
「あらすじが何言ってるかわっかんねぇ、これは新エヴァ的な感じなのか」
「何この予告と全然違うノリ……」

──あらすじに困惑する人多数。また1部を見たと思われるファンからは以下のような声もあがっている。

「エウレカの映画は次も五分だけ新規とかやったらマジで次は無いだろうなぁ」
「2作目は大丈夫なんだろうな…? 1作目のがっかり感ははんぱなかったぞ…」

──などなど期待と不安が入り混じる状況のようだ。とは言え、やはりファン注目の作品である本作。1作目へのディスの声も期待の裏返しと言えるかもしれない。制作陣には、ぜひ、この期待に応えてもらいたいところである。

参照元:ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション
執筆:中澤星児

▼7番目のエウレカとは?