自転車の盗難被害に遭ったことがあるという人は、多いと思います。「パーツだけ取られた」という人も含めたら、おそらくかなりの数になるのではないでしょうか。特に気をつけたいのが、クロスバイクやロードバイクなどの高額なスポーツバイクの盗難。

八重洲出版とau損害保険がスポーツバイクの盗難被害にあったことがある人321名を対称に行った “被害に関する調査” によると、 “被害にあった場所” としてもっとも多く挙げられていたのが、「コンビニやカフェ、レストランなどの立ち寄り先」(42%)。

この答えは想定内ともいえるのですが、驚くのは2番目に多かった場所。「自宅敷地内」(22%)が挙げられていて、自宅で盗難被害に遭った人の21%が、未施錠のままだったそうです。お家だからって、油断は禁物なんですね……!

【パーツの盗難率の高さよ】

続いて注目したのは、 “どんなものを盗難されたのか” という質問に対する答え。

もっとも多かったのは「自転車本体」という回答で、盗難比率は60%。対して「パーツ」も40%と、本体に迫る勢いをみせていました。スポーツバイクはこだわりのカスタムをする人も多いだけに、パーツも含めて狙われやすいのかも!?

【圧倒的に被害が多いパーツは「ライト」】

盗難被害の多いパーツは、1位が「ライト」(45%)、2位が「サイクルコンピュータ」(17%)、そして3位が「サドル・シートポスト」(13%)。

速度や走行距離を測るためのアイテム「サイクルコンピュータ」よりも断然「ライト」のほうが多かったことが、個人的には意外でした。

Pouch 編集部内でも自転車パーツの盗難被害について調査してみたところ、「スマホを入れておくケース」という声が挙がっていて、取られた場所はなんと駐輪場

自宅といい、安全と思われる場所でもこれだけ被害に遭うわけですから、いっそのこと小さなパーツは持ち歩いたほうが安心かもしれません。

【パーツの発見率はわずか2%】

ちなみに “被害にあった自転車やパーツが発見されたか?” という質問にも着目してみたところ、発見率は自転車本体で21%。そしてパーツに至っては、なんと2%という結果に……。2%って、かぎりなくゼロに近いがな~~~!

盗難された際に自転車やパーツを探したかどうかという質問に対して「探していない」と答えた人が45%もいたので、早々に諦めてしまうことも見つからない理由のひとつかもしれません。自転車本体ならまだしも、パーツならわたしも諦めちゃうだろうなぁ。

ちなみに、捜索方法別の発見率を見てみると「オークションサイトの監視」、「警察への被害届提出」をしていた人は発見率が高かったようです。

今回の調査によると、自転車本体の盗難遭遇率は夕方以降に急上昇するのに対し、パーツの盗難は日中に起こることが多いようです。自転車乗りのみなさんは、くれぐれもお気をつけて!

参照元:プレスリリース
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼被害経験者のうち66%はスポーツバイク歴5年以上

▼被害金額1位は「10万円未満」→高額なものだけが狙われているわけではないみたい

▼被害に遭った場所3位は「イベント会場」でした

▼盗難に遭った時間帯

▼発見率

▼捜索したかどうか

▼捜索方法別の発見率

▼発見までにかかった期間