フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5戦ロシア杯第2日(17日、モスクワ)男子フリーで、ショートプログラム(SP)で首位に立った羽生結弦(23)=ANA=がフリー1位の167・89点。合計278・42点で自身初のGPシリーズ連勝と、ファイナルを含めた日本男子単独最多の10勝目を挙げ、2年ぶりのシリーズ上位6人によるGPファイナル(12月6~8日、バンクーバー)進出を決めた。SP4位の友野一希(20)=同大=は合計238・73点で3位だった。
演技後に羽生にインタビューした、元プロテニス選手の松岡修造氏(51)は、「彼はできるという捉え方をする。羽生さんを通して人生を教えてくれているような気がする。人は逆境に来たときにどれだけ自分と戦えるか」と熱く語り、公式練習での右足首負傷を乗り越えて頂点に立った絶対王者を褒めていた。