お好み焼き食いてェェェエエエ! 生まれも育ちも大阪の私(中澤)は、たまに猛烈にお好み焼きが食べたくなる。それこそ砂漠で水を求めるがごとく、喉の奥から欲する声が聞こえる時があるのだ。

しかし、お好み焼きは炭水化物の塊。ダイエットの大敵! でも、食べた~い!! そこで小麦粉をカリフラワーライスで代用し糖質カット版のお好み焼き「ロカボ焼き」を作ってみたら最強だった!

・ロカボ焼きのレシピ

何度か試してみた結果、量的にも手際的にもベストだと思ったレシピを以下にご紹介したい。


【材料】
カリフラワーライス 約130g
キャベツ 8分の1
豚バラ肉うす切り 2切れ
卵 1個
鰹節 適量


【つくり方】
1. キャベツを細かく切ってカリフラワーライスと卵と混ぜる


2. 豚バラ肉を炒める


3. 豚バラ肉をひっくり返した後「1」をフライパンに投入してヘラなどで形を整える


4. フライパンを振った時全体が滑る感じになったらひっくり返す


5. 両面焼けたらフライパンに皿をかぶせてひっくり返す


6. ソースをかけ鰹節を乗せたら……


7. 完成

──以上。コツを挙げるなら「4」でひっくり返した時に、形が崩れても気にしないこと。多少バラけたところで、「5」で皿を使ってひっくり返すのさえ丁寧にやっておけばある程度はまとまる。そして、気になる味は……


ほぼお好み焼き!

確かに、小麦粉を使った時ほどふわふわではないのだが、若干シャキッとした食感もこれはこれでアリだ。それでいて、少なくとも、私のお好み焼き食べたい欲が満たせるくらいにはお好み焼きの味してる。試しにマヨネーズもかけてみたところ……


完全にお好み焼きです。本当にありがとうございました。

ずっとお好み焼きを我慢していた身からすると正直、激ウマでしかなかった。この味で小麦粉分の糖質がカットできているんだからダイエッターには最強と言わざるを得ない。

・失敗はない

なお、注意点は、繋ぎのチェインが小麦粉よりも弱いこと。ゆえに、「4」でちょっと修復不可能なレベルでバラけるケースもあると思われる。しかし、そうなったとしてもどうか安心して欲しい。なぜならば……

どれだけぐっちゃぐちゃになろうが鰹節とソースとマヨネーズをかけたらお好み焼きの味になるから。もうこの際キャベツだけでもいけるんじゃないかと思い、残ったキャベツと卵だけで作ってみたところ、やっぱりちゃんとお好み焼きの味になったから間違いない。

ちょっとくらい材料が足りなかろうが、全てを塗りつぶすお好み焼きの味付は偉大だ。これぞ庶民の知恵と言える。SNS映え的な観点から形を整えたい人は、前述の注意点を参考にしていただくとして、味的に失敗することは絶対にないので気になる方は安心してお試していただければと思う。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.