【WAS選抜チーム編】「日本VS世界」ワールドオールスタージョッキーズ参加騎手の「騎乗馬の質」まで徹底解剖!WASJ最有力候補はどの騎手か!
いよいよ今週末の27、28日に迫った『ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)2016』。
すでに参加騎手並びに各騎乗馬も決定。そこで今回はそれらを確認してギャンブルジャーナル編集部が独断と偏見で定めた「総合期待値」「能力グループ」を参考にしながら、今年のWSAJ優勝候補を予想したい。
なお、「総合期待値」は騎乗馬の馬質からどの程度の総合ポイントが期待できるかを予想したもの。各騎手の技量は一切考慮に入れていないので、あくまで参考程度に。ちなみに各着順ポイントは1着30P、2着20P、3着15P、4着12P、5着10P、6着8P、7着6P、8着4P、9着2P、10着以下1Pとなっている。
第2弾となった今回は「WAS選抜チーム」を徹底解剖したい。※紹介順はJRAの特設ページ掲載順。
◆C.デムーロ(フランス代表) 総合期待値「35」
「兄には負けん。今年はフランスで大爆発!」
1R フェンガリ [D]→[D]
2R レッドルーファス [B]→[B+]
3R サザンライツ [A]→[A‐]
4R ショウナンハルカス [C]→[C‐]
JRA騎手として活躍するM.デムーロ騎手の弟として、日本のファンにもお馴染みのC.デムーロ騎手。今年はフランスで1000ギニー(桜花賞)、ディアヌ賞(オークス)と2冠を達成したほか、3歳牡馬でもパリ大賞を勝利するなど活躍。今回はフランスを代表してWASJに参戦することとなった。2013年にアユサンで桜花賞を勝つなど、その手腕は日本でも広く認知されている。
これまでの2勝がどちらも札幌の1200mであるように、この舞台を得意にしているが、サザンライツのA評価は少々酷か。札幌の1200mでは高いパフォーマンスしやすい舞台だが、同時にこの馬の最低着順となる2度の10着も同舞台での走り。しかもその内1回が前走。これを繰り返すようだと一気に苦しくなる。
一方、B評価のレッドルーファスは一発が狙えそうな強豪だ。戦績こそ安定していないが、ハマった時は現級を勝ち切るだけの力がある。C評価のショウナンハルカスは現級の壁に当たり苦戦が続いているが、少しでも前進したい。D評価のフェンガリは、おそらく回って来るだけになるだろう。
◆岩田康誠(WAS選抜代表) 総合期待値「43」
「急遽参戦も有力ラインナップ。世界のイワタとして復活の狼煙を上げるか」
1R タケルラムセス [A]→[A]
2R トウカイオーロラ [C]→[C]
3R アヴァール [D]→[D+]
4R ハッピーユニバンス [B]→[B+]
アメリカ代表のV.エスピノーザ騎手が来日できなかったため急遽、「WAS選抜チーム」として参加することになった岩田騎手。心中は複雑だろうが、出るからには存在感を出したい。この1年、重賞を勝てていない流れをここの活躍で変えたいところだ。
タケルラムセスはここ2走で2600mを連続3着とA評価は妥当か。WASJは1着のポイントが3着の倍なので、ここは当然ながら3着ではなく勝ちを狙いたい。特に前走は今回と同条件で勝ち馬から0.3秒差。十分にアタマを狙える強豪馬だ。
B評価のハッピーユニバンスも恵まれた一頭だ。前走は函館ながら今回と同じ洋芝の1800m戦で勝利。500万下は3走前も勝っており、充実の時を迎えつつある。今の勢いならここでも大崩れはないはずだ。C評価のトウカイオーロラは今や貴重なトウカイテイオーの血を残すために、署名運動が行なわれている別の意味で有名な馬。自身の種牡馬入りのために注目の舞台で結果を残したい。アヴァールはD評価としては悪くない。4走前に昇級してからは10着、10着、7着と現級の壁に当たっているが、芝替わりで変わり身をみせられれば1ケタ着順も狙える。
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