将棋の第70期王将戦挑戦者決定リーグの初戦で羽生善治九段と対局する藤井聡太二冠(左)=22日、東京都渋谷区の将棋会館(代表撮影)
ギャラリーページで見る 将棋の最年少二冠、藤井聡太王位・棋聖(18)は22日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第70期王将戦挑戦者決定リーグの初戦で羽生善治九段(49)に敗れ、黒星でのスタートとなった。2020年度、藤井二冠がタイトル戦に出場する可能性が残るのは王将戦のみで、三冠目を目指す。
羽生九段は、挑戦を決めた竜王戦とともにタイトル通算100期を狙う。リーグ戦はトップ棋士7人が総当たりで行われ、1位が渡辺明王将(36)への挑戦者となる。
両者の対戦は4度目(未放映のテレビ対局は除く)で、藤井二冠の3勝1敗となった。初戦を飾れなかった藤井二冠は「厳しいスタートになった。いい状態で次の対局に臨みたい」と無念の表情を浮かべた。